リレー

 ５月８日の日曜、深夜３時頃妻が不定期ながら陣痛発生した。
同時に破水もしていたので、急いで産婦人科へ。

即座に入院したものの、看護士さんには、
「まだ産まれるまでは長くかかりそうやね」と言われた。
その時点では、日曜の昼から夕方には産まれるだろうと、
安く見積もっていたのが間違いだった。

そこから陣痛と格闘する妻に安心と希望をあたえるべく
そばに居続けたのだが。。

まぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜はんぱなく大変でした！！
まさしく一世一代の大仕事！って感じでした。
世の子持ちの先輩がたがみんな、こんな大事を経験されていたとは。。。

身近な先輩にもっと前もっていろいろ聞いとくんだったぁ。。と
その最中に後悔していた僕は、今現在、
両腕と背中の筋肉痛に悩まされておりますが、

月曜の朝５時５２分

無事、元気な女の子が世に誕生しました。

最後まで立ち会うつもりが、何故か助産婦たちの罠にかかり？
「助産婦たちの罠」って映画ありそう。映画ちゃうな、昼ドラレベルか。。
んな事はどうでもいい。なんしか、
分娩だけ閉め出しをくらいましたが、いかんせん静まりかえった早朝の病院、
部屋の外へも格闘の様子が手に取るように聞こえて来て、
一緒にいるつもりで、俺も気張りました。

「分娩するっ」、てなったのが５時１５分くらいなので
３０分ほどで、最初咽せるような、そして元気な産声が響きました。
よくドラマでありがちな、まさにあのまんまでしたが、
今回助演は私なので、その瞬間は体が震えました。
演技なら日本アカデミー賞助演男優賞クラスです。

少ししてから、綺麗にタオルに包まれて赤ちゃんを、俺をはめた助産婦さんが
連れて来て抱かせようとしてくれました。
（いやいや待ってくれ、おれ、基本的に、子供、どっちか言うと苦手やねんけどー。）

両手の子供見て

無条件降伏。（かわいい、否、きゃわいい。）

前の土曜の晩から正確には土曜の朝から１時間程寝ただけで、
月曜の朝まで寝てなかったのでフラフラだったのが、吹っ飛びました。

ほんま母子ともに無事産まれて来てくれて良かった。
特に妻は本当によく頑張ったと思う。多分脳内麻薬出てた。
俺やったら、死んでたな。たいそうに大暴れして（笑）
まーなんしか傍で見ててあげれて良かった。
赤ちゃんもほんま良く頑張った！

多分一生忘れられへん日になりました。
命のリレーに次の走者が誕生した。

さぁ今から顔見に行こうっと。